コケと言えば、清流の岩場やお寺の境内、住宅地の日陰・溝周りなどに生えているイメージですよね。
涼しげで、鮮やかな緑がなんとも心癒される不思議な植物。テラリウムやアクアリウムで興味を持ってる方もかなり多いんじゃないでしょうか。
そんなコケ好きもとい、インテリアに癒やし・グリーンを取り入れたい!と思ってらっしゃる方にぴったりな本を見つけたのでご紹介したいと思います^^
黒と緑の表紙が印象的!これを本棚に立てかけておくだけでもお洒落になる感じがしますよ。コケ入門書ということで、これからインテリアとして苔を育ててみたい方や、今まで上手くいかなかった人におすすめです。
苔ボトル 本の詳細
内容としてはオールフルカラーで111ページあります。
著者は 写真:佐々木浩之氏、文:戸津健治氏。出版社は電波実験社(2015)
- 第一章:コケの生態と育て方
- 第二章:苔ボトルの作り方と苔ボトルカタログ
- 第三章:日本に自生するコケ図鑑
写真がかなり多く、雰囲気も抜群。写真だけではなく、文章もしっかり読ませてくれる量がありますよ。
文章の量と写真の量が絶妙!しっかり読ませてくれるし、写真も綺麗
「苔とは」から始まり、苔の種類や入手方法、育て方や飾り方まで丁寧に綴られてします。しかも文章量に比例するように写真も添えられていて、とてもわかり易いです。
ボトルは100円ショップで売られているものでも十分に楽しめるとあります。その際のポイントや注意点もしっかり書かれているので、参考になりますね。おまけに筆者おすすめのボトル形状やサイズも写真付きで載ってるのが好感度大!最初何から始めてよいか分からない人には嬉しいのではないでしょうか。
かなり細かいお手入れ方法や、保管場所、楽しみ方などあり、これなら枯らしてしまった私でも出来るかもしれない!と思いました^^
ボトルやビンに寄せ植えする方法も、容器の形ごとに説明してくれていて、本当に丁寧だなぁと感心させられます。といっても、盛り方はそんな難しいものではなく、基本適切な土を入れてコケを乗せる・・・と言ったシンプルなもの。
ただこの土選びとかが初心者は分からないものなので、どんな土を入れれば良いのかが分かるようになっているので、ぜひご参考に。
三分の一はコケの図鑑!
ページの後ろの方は苔の図鑑になっています。ダイナミックな配置で、学名/生態分類/分布/自生環境/育成難易度が明記され、特徴や採取方法、容器はこんなものが良いなど、親切に説明されています。
「採取してきた苔、名前が分からないなぁ」と思った時なんかに役立ちそうです。比較的育てやすい品種、姿に特徴がある苔、長期維持に向いている苔などを全37種類も大きな写真付きで紹介されています。
まとめ
とにかく、「苔-こけ」というものに的を絞った素晴らしい本だと思います。この手の本って、写真・イメージだけでほぼ写真集じゃないか!と思うものが多い気がしますが、きちんと順序よく育て方を説明されていると思います。
苔上級者からすると、当たり前だったり基本的なことばかりかもしれませんが、三分の一は図鑑なので、そこそこ楽しめるんじゃないでしょうか。とにかく写真も綺麗なんです!(笑)
本書に書かれていることをちゃんと守れば、かなり上手く育てられるだろう。そんな印象を受けましたね。
2017年6月現在でのアマゾン評価も高いですしね。超おすすめです!
また面白い本を見つけたら、ご紹介していきたいと思います!